すべての乳幼児の

 「伸びる・育つ(すくすく)」と

 「好奇心・探究心(わくわく)」を

   応援する幼保共通のプログラムです

 

 幼稚園や保育所といった施設類型の垣根を越え、     主体的・協働的な子どもの豊かな心の育ちを

 サポートします

                                                                                 東京都子ども政策連携室

                                    

園庭のない保育園ですが、園の特色である

『小さな自然』を身近に感じるよう環境を整えています。2024年度は、「野菜の栽培」「虫と水の生き物の飼育・観察」をテーマに活動し、子どもたちに芽生えた興味・関心が実体験となりました。

ふたつめの特色は、『園長のギター伴奏』による毎朝の会の挨拶です。♬トマト♬メダカの学校など栽培・飼育に関する四季折々の歌、動揺を歌い、朝の楽しみとなっています。「音を楽しむ」もあわせてテーマとして取り上げました。

★令和3年度「なかのみどりの貢献賞」をいただきました★

 

 

野菜の栽培

じゃがいも『インカのめざめ』の栽培を取り入れました。

2024年度(令和6年4月~令和7年3月) 2歳児 10名

活動スケジュール

①ジャガイモ  ②トウモロコシ  ③オクラ  ④サツマイモ  ⑤ミニキャロット ⑥枝豆

・野菜の種まき,苗の植え付け,野菜の切れ端の水耕栽培をする。

・水やり、観察、収穫、皮剥き、実食をする。

・散歩に行く前の時間で植栽にふれ、毎日の日課になるように計画した。
・戸外活動で近所の柿、みかん、ゆず、きんかん等などの色づき、実りまでの変化を見る。

・季節の野菜のうたを歌ったり、野菜カードでのカード遊び(かるた取りなど)をした

・子どもたちが感じた感触、匂い、味などを振り返る

・植物の生育をしながら、命の大切さを知る。水やりや雑草取りなど世話をしながら愛着を育てる。


保育者や友達と感じたことや気づいたことを共有しよう!

・毎日の園生活の中で色々な植物に目を向けて「これなんだろう?」「たべられるかな?」などと子どもたちから自発的に話題になることが多かった。

・野菜の栽培だけでなく、皮むき、丸ごとの野菜に触れることで今日の野菜の栽培ご飯はなに?何の野菜が入っている?と野菜の名前が子ども同士で飛び交い、その都度子どもの気付きや発見があった。より食への興味関心が深まった。

子どもたちが活動を通して感じたこと、気付きを言葉で表現しているのでその声を大切にし、友達にも知らせて共有し、関りを深められるようにした。

 

 

園の特徴ともいえる日々の繰り返しへ想いを取り上げました。

 

子ども達の言葉、表情などの表現を記録する!

・興味がわいている表情(驚き、友達に知らせたい様子)を写真に撮って記録した。その時の子どもの声を合わせてメモに残した。

その写真・メモからドキュメンテーションを作成した。

個別記録に具体的な表情や言葉を記録した。

 

一人ひとりの「すくすくわくわく」を応援する!

・保育者が計画した活動だけを進めるのではなく、一つ一つ子どもたちと相談し、考えながら展開していった。

・子どもたちから出た提案を取り入れることでより興味関心が広がった。

・子どもの声や表現は否定せず見守るように心がけた。

・野菜の成長の変化に気づけるよう、毎日の戸外活動の中で観察を日課にした。保育者も水やりし枯れないように配慮した。

・また、季節の野菜の歌を取り入れ、朝の会で園長のギターに合わせて毎日歌い、歌での表現も出来るようにした。

・野菜の成長を喜ぶこと、土の中で育つ、木に実るなどなり立ちにも興味が広がった

 


子どもたちの姿を振り返る

・活動はその都度子どもたちの様子、言葉、表現などを保育者それぞれがとった メモをもとに振り返って共有した。なんでかな?こうしたら?と子どもたちからの提案についてどう展開していくかを話し合いドキュメンテーションを作成した。

 

・食育につなげ、3月の懇親会で保護者と共有しながら子どもたちのイメージを振り返り、総括する。

子どもも大人も「すくすくわくわく」!

・活動の様子は一人一人の姿を連絡帳で伝えたり、玄関前に写真と子どもが発した言葉を添えながら(ドキュメンテーション)を掲示し、保護者と共有する。家庭でも話題になるように連絡帳の書き方を心がけ、翌日には返答もあった。
・3月の懇談会では保護者も交えて食育の一環として、子どもたちの食への興味関心、感性の豊かさを共有できる機会をもった。

・保護者からの反応もよく、家でも野菜を話題にしながらカレーを作ったこと、子どもが口ずさんでいる歌で季節感を感じ生活が潤うなどの声が聞かれ、生活のつながりを感じた。

 

「すくすくわくわく」を大きく育んでいこう!

収穫したサツマイモに関して、どうやって食べようか?と相談したところ、芋ご飯にしたいとの声が上がった。翌日のメニューを変更し実食。

・子ども達の食への興味関心が高いので、当初すくわくの計画にはなかったが、節分・ひなまつりの行事食について活動をして深めた。

・目の前で恵方巻を巻いたり、ちらしずしを盛り付けたりしながら行事食を体験し、材料名も覚えた。

家庭で話題にあがった様子がみられ、玄関に掲示してある写真を見ながら親子の会話が盛り上がっていた。

*あわせて◆龍の子の給食もご覧ください

虫と水の生き物の飼育・観察

園内に環境設定し、子どもたちとの『小さな自然体験』に力をそそいでいます

2024年度(令和6年4月~令和7年3月) 2歳児 10名・1歳児6名

命や自然への興味を持ち観察しよう!

 ・暑い夏思うような収穫が望めず、夏以降は飼育に切り替えて活動を進めた

・植物が不作なため、命や自然への関わりとして飼育環境を作る
・ダンゴムシ、アゲハ蝶の羽化、カブトムシの生体を観察する
・メダカ、ドジョウ、金魚、水草の飼育(エサやり、水換え)を通して水の生き物に興味をもち、気付きや発見を促す。

保育者や友達と感じたことや気づいたことを共有しよう!

・一緒にみようと虫かごや水槽を覗き込み、様子を言葉にする。泳いでいる姿、寝てるね、など思い思いに話す。
・「泳いでるね」「追いかけっこしてる」などと自分たちの生活になぞらえて言葉で表現している
・自由に観察できるように午後の保育の中でコーナーを作り、観察を日課にし、気づきや発見をしていく環境をつくった

 

子ども達の言葉、表情などの表現を記録する!

・特に興味が向いている表情(驚きや友達に知らせたい様子)を写真に撮って記録した。その時の子どもの声も合わせてメモに残した。

・その記録をもとに、ドキュメンテーションを作成した。
個別記録に具体的な言葉を記録した。

一人ひとりの「すくすくわくわく」を応援する!

・水槽を準備したが、特に子どもたちに告知せず、子どもたちからの気付きを待ち、見守った

・ドジョウはに意識が向くが、何か知らなかった様子。

毎朝歌っていた「どんぐりコロコロ」の歌とつながったようでドジョウを知った。
・子どもからの疑問が出た時には一緒に考えたり、図鑑を見て調べたりした。
・見る観察だけではなく、虫かごから出して手に乗せたり、触れたりしながら発見や気付きを促した。

 

 

 

 

子どもたちのの興味・関心や発見、表現を振り返る

・活動はその都度、子どもたちの様子、言葉、表現などを保育者それぞれがとったメモをもとに振り返って共有した。なんでかな?こうしたら?と子どもたちからの提案についてどう展開していくかを話し合いドキュメンテーションを作成した。
・保育者は子どもの気づきを待つことを心がけ見守った。そうしているうちに子どもの方から「カブトムシのゼリーが空っぽだよ」「お腹すいてるんじゃない?」「お魚、ごはんあげなくちゃ」とエサやりが日課となっていった。金魚の数を英語で数えたりする。
・個別の姿は個別記録に記録し、保育者同士も共有した。

子どもも大人も「すくすくわくわく」!

・地域の生き物にも興味が出て、カメやカモを知る。名前を覚えて言葉にしたり、「休日は親子で散歩に出かけている、探しに行った」など連絡帳を通して家庭の様子を知らせてもらった。
・玄関に水槽や虫かごをおいていたので送迎時に親子で観察し、言葉を交わしている
・カタツムリは何をたべるのかな?と親子で話題になっていた

「すくすくわくわく」を大きく育んでいこう!

・生き物への愛護する気持ちを育てる。さらに飼育した経験から、歌や絵本、図鑑の世界へイメージを広げて生活経験を豊かになろようにしたい。
・飼育
が生活の一部になるように考えていく。

 

*あわせて◆園長ご挨拶もご覧ください

 

「ダンゴムシいるかなぁ?」友達と一緒に探すと発見率アップ!!

「ねぇ 見てー」触れるよ! 

ダンゴムシは脱皮して大きくなるよ!抜け殻見つけたー!!

 

音を楽しむ

*ゆっくりしたテンポの歌で言葉を育む。いろいろなリズム・楽器を楽しむ*

ギターで歌おう! ♪あめふりくまのこ ♪はたらくくるま

 

 ≪テーマ設定の理由≫

 ♬あめふりくまのこはテンポがゆっくりで、発語を促す絶好な曲だと思います。

・0歳から聞き続けると言葉の語尾から発語するのが常でした。今年の児童も、それを検証したいと歌います。

 ♬はたらくくるまは40年前の曲ですが、いまだにどこかから聞こえ作る曲です。

・絵本を出すと、真っ先に自動車の本を選ぶ子が多くいます。

・おもちゃの自動車がたくさんあり、その取り合いも盛んです。

・みんなに歌を口ずさんで楽しんでもらいたいと考えています。

 

子どもがわくわくする仕掛けをしよう!子どもも大人もわくわくしよう!

♬あめふりくまのこ

≪活動のスケジュール≫

 

2024年度(令和6年4月~令和7年3月) 2歳児 10名・1歳児6名・0歳児・保護者

 

≪環境の設定と子どもの姿、保育者・子ども同士の関わる様子≫

 

 ・0歳児も参加するのでコーナー設定を行う。

・朝のギター演奏で出来るだけ♬あめふりくまのこを歌う。

・ペープサートで♬あめふりくまのことモンステラの葉のイラストを用意した。

・ベランダの壁にブドウが生えている。時おり、ブドウの葉っぱを用意する。歌詞末尾の「・・・あたまにはっぱをのせました」をねらう。

・植栽の大きい生の葉っぱ(里芋、モンステラ、ブドウの葉っぱ等)を用意した。

 

・秋には親をはじめイベントにお披露目したい。

 ・9月、ブドウの葉っぱをたくさん用意して♬あめふりくまのこを歌う。「・・・あたまにはっぱをのせました」と葉っぱを頭にのせながら合唱した。

 ・9月12日ブドウの葉っぱで遊ぶ。♬大きな栗の木の下では、ほとんどの子が「ブドウで歌って!」と要求してきた。1歳児でははっきり言えない子でも、そばに寄って口を見ると「ブドウ」と言っているのがわかる。「ブドウがいいの?」と聞くとうなずく。

 

≪振り返りによる保育者の気づきを保護者と共有する≫

 

・里芋の葉っぱを用意していたが、幼虫が発生して、葉っぱを全部食べられてしまった。

・発語の報告を待つ。「〇〇ちゃんが語尾を歌っている!」「あそこまで歌ってる・・・」

・付箋を用意して子どもの発語を記録に残す。

 

・葉っぱをたくさん用意すると、取り合いに終止する子がなかった。

・保護者と連絡のノートや写真の掲示で子どもの姿・成長を共有した。

 

♬はたらく くるま

≪活動スケジュール≫

 

2024年度(令和6年4月~令和7年3月) 2歳児 10名・1歳児6名・0歳児

 

≪環境の設定と子どもの姿、保育者・子ども同士の関わる様子≫

 

・朝の会で、保育者がはたらくくるまペープサートを順に並べてわくわく感を盛り上げると、子どもたちは、大好きな自動車が次々と出てくることに目を丸くし、わくわくした様子が見られた。

・5月誕生会のお楽しみに♬はたらくくるまのギター演奏をした。曲に合わせた自動車の、仕掛けつきペープサートを用意し披露した。曲が3番まであるので、ペープサートを取りそろえるようにした。

・6・7月とはたらくくるまを朝の会で引き続き歌う。

・日常の保育では、自動車のおもちゃがたくさんある。絵本、木製自動車、道路カーペット、他。その際には子どもが♪はたらくくるまを口ずさむようになればと思っている。

  *保育者が歌っていれば、おのずと子どもが歌うようになる。

  *また、毎日、続けるようにする。

・リズム楽器を用意する。(鈴、タンバリン、カスタネット、3連カスタネット、フルーツマラカス、手作り竹太鼓、ミルク缶の太鼓、タングドラム、布巻ばち、等)

・好きな楽器を選び、曲に合わせるようにしていた。

 

≪振り返りによる保育者の気づきを保護者と共有する≫

 

・曲に合わせて車になって走り回る子が出る・・・衝突事故の心配で走るのを止めることが多かった。ペープサートを見せて曲に注目するようにしり、手をつないで歌うなど努力した。

・室内遊びが多かったので自動車を出す機会、同絵本を見ることが増え、曲を口ずさむ子が増えた。

・連絡ノート、写真の掲示で日常の様子を伝えた。また、保護者へのおたよりに♬はたらくくるまを紹介した。

・クリスマス会ででは保護者・地域の乳幼児親子と一緒に♬おもちゃのチャチャチャを合奏した。

・普段の楽器の時、取り合いは少なかった。いろいろ、ふんだんに用意した結果か?

*あわせて◆園長ご挨拶もごらんください